2024-08-15
結婚式は人生の大きなイベントの一つであり、多くのカップルにとって夢と希望に満ち溢れた特別な日です。
しかし、同時に、結婚式にかかる費用は高額で、特に費用面で不安を抱えるカップルは少なくありません。
結婚式を控えているあなたは、一体どれくらいの費用がかかるのか、どのように予算を組めばいいのか、漠然とした不安を感じているのではないでしょうか。
今回は、結婚式費用相場を徹底解説し、賢く節約するための費用内訳と節約術を紹介します。
結婚式にかかる費用の具体的な内訳を項目別に詳しく解説することで、費用に対する不安を解消し、理想の結婚式を実現するためのサポートをします。
□結婚式費用は一体いくら?
結婚式にかかる費用の総額は、地域や会場、招待客数、結婚式の内容、そして依頼する会社によって大きく異なります。
しかし、具体的な金額を把握しておくことは、予算計画を立てる上で非常に重要です。
1: 結婚式費用の総額と地域差
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」によると、結婚式(挙式・披露宴)の全国平均総額は327万1,000円、平均招待客数は49.1人です。
単純計算で、1人あたり約6万7,000円かかっていることが分かります。
しかし、これはあくまでも全国平均値であり、地域によって大きな差があります。
最も低い地域は北海道で203万1,000円、逆に最も高い地域は首都圏で356万3,000円です。
2: 結婚式費用の減少傾向と自己負担額
近年、結婚式にかかる費用は減少傾向にあります。
2019年の平均総額は354万9000円、平均招待客数は63.5人、一人当たりの単価は5万6,000円でした。
これは、結婚式のスタイルが多様化し、簡素化が進んでいることや、コロナ禍の影響によるものと考えられます。
結婚式費用は、ご祝儀や親族からの援助などを考慮すると、実際には自己負担額が減ります。
2023年のご祝儀平均は197万8,000円、自己負担額は129万3,000円です。
3: 結婚式費用の目安と予算計画
結婚式費用は、多くの場合、前払いで支払うため、ある程度の貯蓄が必要となります。
具体的な費用イメージを掴むために、ご自身の希望する結婚式スタイルや規模などを考慮して、予算計画を立ててみましょう。
□結婚式費用の内訳とそれぞれの目安
結婚式にかかる費用は、式場代だけではありません。
挙式費用、披露宴会場、料理、飲み物、衣装、写真・映像、演出、ペーパーアイテム、引出物など、様々な項目に費用がかかります。
それぞれの項目における費用目安を具体的に把握することで、より詳細な予算計画を立てることができます。
1: 挙式費用
挙式の費用目安は、約10万~30万円です。
会場の種類によって費用が異なります。
・チャペル挙式:15万~30万円
・神前式(初穂料):10万~30万円
・人前式:10万~30万円
2: 披露宴会場代
披露宴会場の費用目安は、約20万~40万円です。
会場の規模や立地、設備によって費用が異なります。
・会場代:約20万~40万円
・控室料:約1万~5万円(親族控室、来賓控室、ブライズルームなど)
3: 料理・飲み物代
料理の費用目安は、1人あたり約15,000~25,000円、飲物の費用目安は1人あたり約4,000~8,000円です。
・料理:1人あたり約15,000~25,000円
・飲み物:1人あたり約4,000~8,000円
・ウエディングケーキ:1人あたり約1,100~1,800円
4: 衣装・美容代
新婦のウェディングドレスや新郎のタキシード、美容・ヘアメイク、エステなど、衣装にかかる費用は、約30万~50万円です。
・ウェディングドレス:約15万~30万円
・タキシード:約5万~10万円
・ヘアメイク:約5万~10万円
5: 写真・映像代
結婚式の写真・映像撮影にかかる費用は、約20万~40万円です。
・写真撮影:約10万~20万円
・映像撮影:約10万~20万円
6: 会場演出代
会場の装飾や演出にかかる費用は、約10万~30万円です。
・装花:約10万~35万円
・照明・音響:約3万~10万円
・その他演出:約5万~20万円
7: ペーパーアイテム代
招待状、席札、メニュー表などのペーパーアイテムにかかる費用は、約5万~10万円です。
8: 引出物代
ゲストへの引出物にかかる費用は、1人あたり約3,000~5,000円です。
9: サービス料
式場やサービス業者に対するサービス料は、総額の約10~15%です。
10: その他費用
二次会費用、持ち込み料、交通費などが発生する可能性があります。
□結婚式費用を賢く節約する方法
結婚式は、一生に一度の特別なイベントです。
理想の結婚式を実現したい気持ちは誰しも同じですが、同時に費用を抑えたいという気持ちも強いでしょう。
結婚式費用を賢く節約するための具体的な方法を、項目別に解説します。
1: 日程・時間帯の見直し
・平日プラン:土日祝日に比べて費用が抑えられる場合が多いです。
・ナイトウエディングプラン:夕方から夜にかけて行うプランで、昼間の時間帯に比べて費用が抑えられる場合があります。
・仏滅プラン:結婚式を「仏滅」の日に行うプランで、通常よりリーズナブルな価格設定になっている場合があります。
2: 会場選び
・格安結婚式場:リーズナブルな価格設定の結婚式場を選ぶことで、大幅な節約が可能です。
・ホテルウェディング:ホテルによっては、リーズナブルなプランや割引キャンペーンなどを実施している場合があります。
・少人数結婚式:招待客数を減らすことで、会場代や料理代などの費用を削減できます。
3: 料理・飲み物
・メニューの簡素化:コース料理の内容を簡素化することで、費用を削減できます。
・持ち込み:一部のアイテムを自分で持ち込むことで、費用を抑えることができます。
・ドリンクの選択肢:飲み物の種類を限定することで、費用を削減できます。
4: 衣装・美容
・レンタルドレス:購入よりも費用を抑えられます。
・シンプルなデザイン:装飾の少ないシンプルなデザインのドレスを選ぶことで、費用を抑えられます。
5: 写真・映像
・アルバムのサイズ:基本結婚式の写真データはすべてもらうことができますので、後日自分たちでアルバム制作することで費用を抑えられます。
6: 会場演出
・DIY:ペーパーアイテムや装飾などを手作りすることで、費用を抑えられます。
7: 引出物
・実用的な引出物:ゲストにとって実用的な引出物を選ぶことで、費用を抑えられます。
・複数種類の引出物:複数の価格帯の引出物を用意することで、ゲストの予算に合わせて選択できるようになります。
8: その他費用
・持ち込み料:持ち込み料がかかる場合は、持ち込みを減らすことで、費用を抑えられます。
・交通費:交通費を抑えるために、ゲストに交通費の負担をお願いする方法も考えられます。
□まとめ
今回は、結婚式費用相場を徹底解説し、賢く節約するための費用内訳と節約術を紹介しました。
結婚式にかかる費用は、地域や会場、招待客数、結婚式の内容によって大きく異なりますが、具体的な費用イメージを掴むことで、より効果的な予算計画を立てることができます。
結婚式費用を賢く節約するためには、日程や時間帯、会場、料理、衣装、写真・映像、演出、引出物など、様々な項目を見直すことが重要です。
費用を抑える方法をいくつか組み合わせることで、理想の結婚式を実現しながら、予算内でおさえることも可能です。
結婚式は、人生の特別なイベントです。
費用面で不安を感じながらも、自分たちの理想を叶える結婚式を実現するため、しっかりと計画を立て、賢く節約していきましょう。