2025-04-30
結婚式を控えている皆様、準備は順調に進んでいますか?
素敵な結婚式を挙げたい気持ちと、膨らむ費用への不安…そんな葛藤を抱えている方も少なくないのではないでしょうか。
実は、結婚式の見積もりは、最初の段階つまりはご契約の段階では最低限の内容となっており満足のいく結婚式内容としては不足していることが多く、打ち合わせが進むにつれて希望が膨らみ、費用が上昇する傾向があります。
そこで今回は、結婚式の見積もりで値段が上がる項目と、その上昇幅を抑えるための具体的な対策を提案します。
賢く予算管理を行い、理想の結婚式を実現しましょう。
結婚式見積もりの値段が上がる項目
初期見積もりの落とし穴
ご契約時の最初の見積もりは、あくまで概算です。
ゲストの人数や料理のグレード、ウェディングドレス等の衣装、記録物、演出、引出物など、具体的な内容が未確定なため、最低限の項目しか含まれていないことが多いのです。
そのため、打ち合わせを重ねるごとに希望が具体化し、見積もり金額が上昇する原因となります。
例えば、料理は最低ランクのコースで提示されている場合が多く、より豪華なコースに変更すると、一人あたりの金額が数千円上昇し、全体の総費用としては数十万円単位で費用が跳ね上がることがあります。
また、当初は想定していなかったオプションを追加する際にも、費用が加算されることを覚えておきましょう。
見積もり増加の要因分析
見積もり金額が増加する主な要因は、大きく分けて2つあります。
1つは、希望が固まっていない段階で作成されるため、詳細な項目が不足していることです。
最初の見積もりでは、最低限の費用しか考慮されておらず、打ち合わせを通して希望が明確になるにつれて、追加費用が発生する項目が明らかになります。
もう1つの要因は、式場側が、高額な式場という印象を与えないように、初期の見積もりを低めに設定している可能性があることです。
これは、顧客獲得のための戦略であり、悪意のある行為ではありません。
費用上昇しやすい項目と対策
・料理
コースのランクやボリュームによって費用が大きく変動します。
見積もりでは最低ランクのコースが提示されていることが多いので、希望する料理内容と予算を照らし合わせ、妥協点を見つけることが重要です。
料理の試食を行い、味やボリュームを確認することもおすすめです。
・衣装
衣装も見積UPにはとても影響を及ぼすアイテムのひとつです。
ウエディングドレスやカラードレス、タキシードのレンタル料は、ブランドやデザインによって想定していた費用とは大きく異なります。
とはいえ一生に一度の晴れ舞台、一番気に入る衣装を着たいはずです。ですので初期見積もり時に詳しく衣装の話を聞いて初期見積もりからグレードアップの金額にしてもらうのもひとつです。
また、衣装に合わせた小物や衣装に関わる保険、親御様の留袖やモーニングについても初期見積もり時に金額を聞いておくのがよいでしょう。衣装同様に最低価格で聞くのではなく平均価格で聞くのもポイントです。
・写真・記録映像・ダイジェストエンドロール
撮影時間やデータ納品、アルバムの種類などによって費用が大きく変動します。
必要な撮影内容を事前に明確にし、予算に合わせてプランを選択しましょう。
こちらも打ち合わせ時ではなくご契約前に費用を確認して追加するべき項目です。
・装花
メインテーブルやゲストテーブルの装花、ブーケ、花束など、装花にかかる費用は、花の種類やボリュームによって大きく異なります。
見積もりでは最低限のプランが提示されていることが多いので、こちらも具体例から価格の算出をご契約前にしてもらえれば打ち合わせをしてからの大幅アップは軽減されるかと思います。
写真やサンプルを確認し、ボリューム感やデザインを具体的にイメージしておきましょう。
・ドリンク
ドリンクコースのランクや内容によって費用が変動します。
アルコールの種類やノンアルコール飲料の充実度などを確認し、ゲストのニーズに合わせたプランを選びましょう。
また、持ち込み可能な場合、持ち込み料を確認の上、検討してみましょう。

結婚式見積もりの具体的な対策
初期段階での詳細な確認
ブライダルフェアや式場見学を経て開催会場の決定を行いますが
ご契約時のお見積りは注意して確認しましょう。
初期見積もりの金額だけで費用面を比べて判断しても内容によっては大きな間違いになっていることが多いのです。何が入っていて打ち合わせでどれぐらい費用があがるのかはおふたりで調べて判断するしかありません。見積もりを提示されたら、各項目の内容を丁寧に確認しましょう。
不明な点はすぐにプランナーに質問し、理解を深めることが大切です。
特に、料理やドリンク、衣装、装花などは、最低ランクのコースが提示されていることが多いので、グレードアップした場合の費用を事前に確認しておきましょう。
また、人数や希望するサービスを明確にすることで、より正確な見積もりを作成してもらうことができます。
希望と予算のバランス調整
結婚式には様々な費用がかかります。
全ての希望を叶えるためには、予算を大幅に超える可能性があります。
そのため、希望する項目と予算を比較検討し、優先順位をつけることが重要です。
何を重視したいのか、何が妥協できるのかをパートナーとよく話し合い、バランスの良いプランを立てましょう。
例えば、料理にこだわりたい場合は、装花や演出を簡素にするなど、費用を調整する必要があります。
各項目のコスト削減方法
・料理
メイン料理のみこだわってコースをランクダウンしてコスト削減できます。。
・衣装
式場でのレンタルではなく持込が可能かを確認して持ち込むことでコストダウンは可能です。
・写真・ビデオ
記録物は結婚式において大切なものですので、初期見積もり段階で必ず追加しておきましょう。
・装花
生花ではなく、造花を使用したり、ボリュームを抑えたりすることでコスト削減できます。
また、シンプルなデザインを選ぶことで費用を抑えることができます。
・ドリンク
ドリンクメニューは品数が多くなることで費用が上がります。
案外メニューが少なくてもゲストの満足度に大きな差異がないことも多いので節約できる対象にしてもよいでしょう。

結婚式費用を抑えるための予算管理
予算設定と優先順位付け
まず、結婚式全体にかける予算を決めましょう。
収入や貯蓄、借入などを考慮し、現実的な予算を設定することが大切です。
予算が決まったら、各項目にどのくらいの費用を割り当てるか、優先順位をつけて計画を立てましょう。
何を重視したいのか、パートナーとよく話し合い、納得できる予算配分を決めましょう。
節約術と賢い選択
節約術としては、DIYでペーパーアイテムを作成したり、招待状を電子招待状にしたり、親族に協力を仰いで準備を進めるなど、様々な方法があります。
また、式場選びにおいても、費用を抑えつつも、希望する条件を満たす会場を選ぶことが重要です。
複数の式場を比較検討し、費用対効果の高い会場を選びましょう。
追加費用発生時の対処法
結婚式準備中、予期せぬ追加費用が発生することがあります。
そのため、予算に余裕を持たせておくことが大切です。
また、追加費用が発生した場合、何が原因なのかを分析し、今後の対策を立てることが重要です。
例えば、ゲストの人数が当初の予定よりも増えた場合は、料理や会場使用料などの費用が追加されるため、事前に想定しておきましょう。
まとめ
結婚式の見積もりは、最初の段階では詳細な項目が不足していることが多く、打ち合わせが進むにつれて費用が上昇する傾向があります。
料理、衣装、写真・ビデオ、装花、ドリンクなどは特に費用が上がりやすい項目です。
しかし、初期段階で詳細な確認を行い、希望と予算のバランスを調整することで、費用上昇を抑えることができます。
各項目のコスト削減方法を検討し、賢く予算管理を行うことで、理想の結婚式を実現しましょう。
DIYや持ち込み、簡素化など、様々な節約術を活用し、自分たちにとって最適な結婚式を計画してください。
そして、何よりも大切なのは、パートナーとよく話し合い、納得できる結婚式を挙げることです。